日本でバレエを見るために知っておく事!

日本では完璧なバレエは見られない?

バレエの舞台には前景、中景、後景と、そのストーリーが展開する場所と季節を表象する背景が描かれます。

そして主役は前景やそれにからむ中景、その他大勢の脇役は後景と、役やその表現内容によってポジションも変り、絵画に似た遠近感あふれた奥行きのあるステージが展開します。

しかし日本の劇場は元来多目的ホールであるため、欧米のそれに比べて間口のわりに奥行が狭いので立派な歌劇場で常打ちしているどんなバレエ団が公演しようと、舞台の情景に厚みが欠けてしまうことになります。残念ですがホールの目的が違うので仕方がないですね。

ヨーロッパで発生し発展をみた西洋舞台芸術の伝統をしっかり根付かせなかった日本にとって、バレエやオペラが正しく育成しないまま年を重ね、今日を迎えた悲劇ははさにそこにあるわけで、まず西洋の舞台作品をいろいろ上演する以前に確たる国立あるいは公立のオペラハウスを建設することのほうが必要だったと思います。

全国的に、ホールの老朽化により建て替えが進んできています。建て替えの時にバレエなどの舞台作品を意識した建物に建て替える県や市が増えてきたように感じています。

次の時代に向けて国・県・市をあげて、世界のバレエ文化を日本にも正しく伝え広めていくことも考えて欲しいと願っています。

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